シックハウス症候群の原因

シックハウス症候群の原因

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多くの辛い症状を引き起こすシックハウス症候群。その原因のすべては未だ明らかになってはいませんが、様々な研究によって原因が究明され始めています。ここでは、現在シックハウス症候群の原因とされている主なものをご紹介します。

 

 

 

 

 

体質の変化

今や3人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われるアレルギー大国日本ではアレルギー体質の人や化学物質に敏感な体質の人が増えています。アレルギー体質の人は健常者に比べてシックハウス症候群になりやすいと言われています。また、ストレスなどの心理的要因もシックハウス症候群の原因のひとつではないかと考えられています。

換気不足

住宅の高気密化やエアコンの普及、共働き家庭の増加などライフスタイルの変化に伴う窓を開けない生活(自然換気不足)、間取りの変化による通気、通風が不可能な設計などにより換気が不足すると、結果的に室内汚染物質の濃度が高くなり、シックハウスの原因となります。

建材や家具、インテリアから揮発する化学物質

ホルムアルデヒドやトルエンなどシックハウスの原因となり得る化学物質として、厚生労働省が防蟻剤や農薬、可塑剤を含む13物質について室内濃度指針値を策定しています。ただし、これだけが有害化学物質だということではなく、室内には数百種類の化学物質が存在すると言われており、全ての化学物質名や濃度、毒性を調べるのは困難です。そこで、化学物質名がわからないものも含め、空気中の揮発性有機化合物の総量を求める手法があり、TVOC(総揮発性有機化合物)として暫定目標値が設定されています。

 

厚生労働省指針値設定物質へ

カビ

カビは有機物の分解者として地球上で大事な役割を担っているほか、発酵により人の生活を豊かにすることにも役立っていますが、アレルギーの原因物質でもあります。カビは一定の条件(栄養分・酸素・温度・湿度)さえ揃えば、どんな家にでも発生してしまうのです。高気密な住宅では「結露」が発生しやすく、結露がカビの発生原因となり、健康被害を起こすケースが増えています。また、最近ではカビが産生するVOCも注目され、シックハウス症候群との関連性が研究されはじめています。

 

アレルギーを引き起こすカビへ

ダニ

湿気が溜まりやすい住宅ではダニも増えます。ダニの中にはカビをエサとする種類もあるため、カビの発生を抑えることがダニの発生を抑えることにも繋がると言えます。ダニの死骸やフンはアレルゲンとして、喘息や鼻炎の原因となり、アトピー性皮膚炎を慢性化させる室内汚染物質です。当然、生息するダニの数が多いほどアレルゲン量も多くなり、感作されやすくなります。

 

アレルギーの原因となるダニへ

日常の生活用品から発生する化学物質

タバコの煙の中にはたくさんの化学物質が含まれていることをご存知でしょうか?そのほか、香水や整髪料、スプレー類、防虫剤、室内に排気するタイプの暖房器具からも化学物質が発生し、室内空気を汚染します。

シックハウス症候群は治るの?

シックハウス症候群になってしまった場合、治療が可能なのかどうかは気になるところです。上記に挙げたような原因で発症してしまった場合、原因物質の室内濃度を指針値や基準値よりも低い濃度に下げることで「シックハウス」を解決することは可能ですし、これだけで解決する場合もあります。しかし、シックハウス環境を改善してもシックハウス症候群の症状が完全に消えない場合もあります。

 

化学物質やカビ・ダニといった原因物質を除去することで身体への負荷を減らすことはできますが、他にも心理的要因など複合的な原因によりシックハウス症候群の症状が現れている場合や、化学物質過敏症の場合には専門医の指示により転地療法や薬の服用など適切な治療が必要になります。