食品や日用品について
体内に化学物質を取り込まない工夫
私たちはたくさんの化学物質に囲まれて生活しています。体内に取り込む化学物質をゼロにすることはできませんが、できるだけ取り込む量を少なくすることによりシックハウス症候群やアレルギーを予防することができます。空気中の化学物質は呼吸により鼻から入り、水や食べ物に含まれる化学物質は口から入りますが、化粧品や塗り薬など皮膚からも化学物質は体内に入ります。空気中の化学物質は露出している皮膚にも直接触れますので、アトピーを悪化させることがあります。
防虫剤や殺虫剤について
ゴキブリ駆除剤、シロアリ駆除剤に含まれる有機リン系、有機塩素系などの殺虫成分
★殺虫成分を含まない忌避剤などに替える。
★ホウ酸を使った商品に代える
蚊やハエなどの殺虫スプレー、防虫スプレーに含まれる化学物質
★網戸や蚊帳など物理的に進入を阻止する
★ハーブを使った防虫スプレーに代える
畑やガーデニングで使われる農薬や除草剤に含まれる化学物質
★フェロモン誘殺や天敵、ニームなどによる防虫を検討する
★防草シートの利用を検討する
衣類の防虫剤に含まれるパラジクロロベンゼンやピレスロイド系などの殺虫成分
★使用する場合には密閉できるタンスや衣装箱に最小限使用し、居室に殺虫成分が来ないようにする
(寝室と繋がっているウィークインクローゼットでの使用は危険)
★脱酸素剤やハーブを使った防虫に替える。
室内排気型暖房器具について
石油ファンヒーターなど、燃焼した排気を室内に出してしまう暖房器具からのホルムアルデヒドなどの化学物質。
★使用する際には十分な換気が必要
★室外に排気を出せるタイプや燃焼を伴わない暖房器具に代える
日用品について
毎日の生活で使っている日用品。何を選ぶかによって、体内に取り込む化学物質の量は大きく違ってきます。
消臭剤や芳香剤に含まれるアルコール類などの化学物質
★清掃により不快な臭いを減らし、使用は必要最低限とする
★パラジクロロベンゼンを含む消臭剤はやめましょう(特にトイレ)
防カビ剤の塩素ガス
★使用の際には窓を開けてマスクやメガネ、手袋をするなど防護する
★酢酸やクエン酸、エタノールなどに代える
抗菌剤
★安易に抗菌グッズを選ばない
※抗菌コートしたデスクマットでアトピー性接触性皮膚炎になった事例あり
洗濯洗剤や台所洗剤、歯磨きに含まれるアレルギー性のある化学物質
★合成界面活性剤で手荒れや湿疹ができる場合には石けんに代える
★エデト酸塩や着色料、化学合成香料などを含まないものに代える
化粧品やヘアケア製品について
全成分表示をみると化粧品、カラーリング剤、ヘアケア剤には実にたくさんの化学物質が含まれています。アレルギー性や発がん性のある化学物質が合成界面活性剤ととも配合されていると皮膚から吸収しやすくなります。
化粧品に含まれるタール色素(赤102号など)や防腐剤(安息香酸、パラペンなど)、酸化防止剤(ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)など)保存剤(エデト酸塩(EDTA))などが含まれる化粧品
★含まない商品を選ぶ
白髪染めやカラーリング剤にはアレルギー性や発がん性の強い化学物質(パラフェニレンジアミンやアミノフェノール、タール色素など)が含まれている
★含まない商品を選ぶ
★天然ハーブの利用
水や食品について
水に含まれる塩素、トリハロメタンなどの有害物質
★一晩水を汲み置きする(フタを少し開けておく)
★飲み水は沸騰してからさらに弱火で10分程沸騰させるとトリハロメタンが減ります
(換気扇を回してトリハロメタンを室外に出してください)
★浄水器を設置する
食品に含まれる残留農薬や食品添加物
★野菜はよく洗い、煮る、焼く、蒸すなどの調理をすることにより残留農薬が減る
★食材は輸入品よりも国産を選ぶ
★食材は有機栽培、無農薬栽培のものを選ぶ(今は無肥料の野菜もある)
★食品添加物の少ない食品を選ぶ
※特にアレルギー性や発がん性のある化学物質を避けましょう。
タール色素(赤102号、黄4号、黄5号など)、防腐剤(安息香酸、ソルビン酸など)、酸化防止剤(ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)など)、発色剤(亜硝酸ナトリウム)、化学調味料(アミノ酸、アミノ酸等、たんぱく加水分解物など)
掃除について
化学物質だけでなく、カビ、ダニ、ハウスダストなどの汚染物質を減らすにはお掃除は最も大事です。ホコリの中にはカビ、ダニがたくさんいることはよく知られていますし、化学物質もホコリに吸着されています。特に可塑剤などは空気中よりもホコリに多くふくまれるようです。こまめに掃除して室内の汚染物質を減らしましょう。
★一般的なワックスには有機リンやVOCが含まれているので含まないものを選ぶ
★化学雑巾よりも水拭き、から拭きが安心
★カーテンはシーズン毎に洗濯する

